郷土の成りたちから未来を展望する
山形城跡に建つ本館は、山形の成りたちから今日までを
地学・植物・動物・考古・歴史・民俗部門に分け展示する博物館で、
スキー場で名高い蔵王山にも近い。
収蔵資料約=二万四〇〇〇点の中には、雪国独特の民具や農耕用具、
農家の囲炉裏端の再現もあり、農山村の生活を肌で感じることができる。
また、柴田コレクションのこけし、池田コレクションの洋蘭図譜、
おし葉標本、野鳥標本、きのこ図譜などのコレクションがあり
全国有数の情報量を誇っている。
付属施設には国指定の重要文化財「旧山形師範学校本館」の建物に開館した教育資料館、白鷹山腹に位置する県指定の天然記念物琵琶沼を中心にした自然学習園があり、
このあたりは県民の森として親しまれている。昭和四十六年の開館。
■所在地秋田市金足鳩崎字後山52
電話0188(73)4121
■入館9:30~16:00(11~3月は15:30まで)
木曜(4~12月で祝日と重なる場合は翌日)
1~3月の祝日・年末年始休館
■入館料本館=一般200円
高・大学生100円小・中学生50円
分館=一般50円高・大学生30円
小・中学生20円(子供の日・8月29日・敬老の日・文化の日は無料)
■交通羽越本線追分駅から徒歩20分
またはバス金足高岡線で博物館前下車徒歩1分
■施役喫茶室圏周辺博物館周辺は県立小泉潟公園になっており
4~11月には日本庭園の水心苑が開園
パノラマを生かした展示館
開館は昭和五十年五月と比較的新しい。展示室は三つあり、
第一展示室は常設展示で、地質時代から現代に至るまでの秋田の生い立ちをパノラマ・ジオラマで示す自然科学・人文科学系のもの。
岩井堂洞穴遺跡や藩政期の様子などが再現されている。
第二展示室は考古・歴史・民俗・地質・生物などの部門展示、
第三展示室は美術工芸の部門展示とテーマ展・特別展を行っていて、
秋田の「宗教美術」「はにわ」「日本の時代服飾」展など、企画性に富んでいる。
本館から徒歩一〇分、男潟北岸の村落小泉の東端には分館・旧奈良家住宅があ
る。宝暦年間(一七六三年ごろ)築造のもので、
県中央部の典型的な寄棟・茅茸、両中門造りの大型農家建築、
国指定の重要文化財である。
仁別森林博物館の付近は「みんなの森」「学習の森」「奥の森」と呼ばれる森林公園で、
樹木見本林、湿生植物園、自然探勝路、展望台などが併設され、
その周囲を秋田天然スギ、広葉樹天然林(ブナ、ナラ、イタヤなど)、
人工造林地がとりまき、保健休養、教育学習や自然研究に利用されている。
■所在地秋田市仁別字務沢国育林
電話0188(33)8211(営林署)
■入館9:00~16:OO11月中旬~4月下旬
(降雪時期により多少変動)休館
■入館料一般50円小入30円
(4月29日~5月5日は無料)
■交通秋田駅から仁別行きバス利用自然研究路
(ハイキングコース)利用の場合は6キロ
1時間半仁別林道利用の場合は9キロ2時間
■周辺当館は仁別自然休養林の中央に
位置している同休養林は面積2824ヘクタールで
風致保護地区・風致整備地区・施業整備地区・
施設地区に分かれている開園期間中はピクニックやキャンプなどでにぎわう
国有林の中の文化施設
秋田営林局では、管内の仁別国有林を選び、
後世に永く伝えられる優良な森林を保存、育成し、
森林の効用や里緑化の知識伝来に役立たせようと国民の森を設定した。
これに先がけて、昭和三十九年三月、
日本三大美林の一つといわれている秋田スギと、
秋田林業に関する資料を保存、公開する「仁別森林博物館」が創設された、
開館は同年十月。建物は、周囲のスギ天然林から受ける神秘的な環境に合うように、
また、大平山三吉神社に近い聖域であることを考慮して、
近代神社様式がとり入れられている。